軟骨が変性していくことで起きる腰痛

【軟骨から生じる腰痛】
腰痛の器質的な痛みの一つとして、軟骨の異常も考えていかなければいけません。
腰の骨は、腰椎と骨盤に分かれています。
この腰椎は背骨であり、骨盤は背骨を支える土台であると考えるとわかりやすいでしょう。

腰椎を構成している椎骨は固い骨と考えることができますが、これだけでは骨同士がぶつかってしまいます。
そこで、柔らかい軟骨である椎間板が間に交互に存在することで、骨同士が直接ぶつかるのを防いでいるのです。
椎間板は、柔軟性と弾力性に優れていますので、衝撃も和らげることができます。
何も激しい運動だけではなく、日常生活の動きも椎間板があるからこそ、腰椎を傷めず済んでいるのです。

【年齢と共に起こる変性が及ぼす痛み】
腰椎は非常に重要な意味を持ち、体を支えているわけですが、年齢と共に劣化していきます。
老化である以上、避けることはできませんが、形や質が変性していくことになるのです。
椎間板の構成成分を考えてみると、その大半は水分でできています。
そのおかげで弾力性を持っているわけですが、年齢と共に水分が失われてしまい、みずみずしさを失ってしまうのです。
結果として硬くなり、弾力を失うことで椎骨が当たりやすくなる状況が出来上がってしまいます。
だんだんとこすれて減っていくこともありますし、変形もし始めてしまうのです。
さらに悪いことに、加齢とともに骨の中のカルシウムも少なくなっていきますので、もろくなってしまっていることも、拍車をかける要因となります。

椎間板が弾力性を失うということは、骨盤を水平に保つ力も失うということです。
年齢を重ねると、背骨が曲がっていき、腰が曲がるという状態になってしまうのも、この椎間板の変性から起きていきます。
腰椎を正しい形にすることができなくなっていくのですから、体の中でも重い上半身を支える力もなくなり、どんどん前傾姿勢になってしまうのです。
これがまた腰痛にもつながるのですから、大きな連鎖反応になってしまうといえるでしょう。
そうさせないためには、椎間板だけを考えるのではなく、周辺の筋肉の働きも考えておかなければいけません。
館林市本町たまい接骨院では、腰痛に対する施術だけではなく、こうした筋肉の動きにも注目し、正しい姿勢をとれるような指導も行います。
痛みだけを考えるのではなく、どうしたら痛み出さないで済むのか、予防を考えることはとても重要なのです。

【椎間板からの腰痛にはウイルスや腫瘍もある点に注意】
椎間板を起因とする腰痛は、なにもヘルニアだけではありません。
確かに代表的なもので、刺激と炎症により腰痛につながっていきますが、椎骨が変形してしまう変形性腰椎症につながっていくこともあるのです。
こうした状態の場合には、館林市本町たまい接骨院で十分施術可能ですし、痛みを緩和させていくこともできます。

脊柱管狭窄症も、変形から起こされる痛みではありますが、加齢が原因にあり、周辺の筋肉をケアしていくことができれば、かなり緩和させることもできるのです。
こうした施術も、館林市本町たまい接骨院で行えます。

問題は、加齢ではなくウイルス感染や腫瘍によって変性が起きる可能性もあるということでしょう。
こうした原因の場合には、内科的治療を考えていく必要も出てきます。
安静にしていても、痛みはおさまることがありませんので、病院での診察をお勧めすることになるのです。