子供たちの怪我:グロインペイン症候群

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サッカーに多く見られる

子供たちが、股関節の付け根あたりが痛いと頻繁に訴えてきたときには、グロインペイン症候群を疑う必要が出てきます。
特にサッカーをやっていたりする場合には、安静にしている分には収まり、練習すると再発するという流れを繰り返すのが特徴です。
サッカーしている人にはなじみ深い名前ではありますが、有名選手の多くが悩まされてきたことでも知られています。
もちろん、サッカー以外のスポーツでも表れてきますが、原因が特定しにくいうえ、非常に回復がしにくく、長く付き合っていかなければいけないのが特徴です。
少しでも異変を見つけたときには、すぐに館林のたまい接骨院にご相談ください。

注意しなければいけないのは、サッカーのほかにも、陸上競技の中でも中長距離や、同じようにキックするラグビーなどと考えられます。
ほかにもウェイトリフティングでも発症するのがわかっており、高校生から20歳あたりまでの年代は特に注意が必要です。

オーバーユースの結果

グロインペイン症候群は、男性に見られやすいのも特徴のひとつです。
原因のひとつに挙げられるのがオーバーユースで、使いすぎによって筋肉が力を発揮できなくなり、低下したところで起きる可能性が指摘されています。
外傷などもありますが、柔軟性の低下も痛みにつながる原因となるでしょう。
特に表れやすいのは、繰り返し運動にあると考えられています。
サッカーの場合には、特にキックの動作が重要です。
この繰り返しによって、ストレスを生じたことで炎症になり、グロインペイン症候群になってしまう例が出てきます。
特に片足で蹴っていくサッカーは、動作のストレスが原因になりやすいといえるでしょう。

グロインペイン症候群は、鼠蹊部痛症候群とも呼ばれています。
館林たまい接骨院でもさまざまな例がありますが、股関節周辺という部分で、名前の通り付け根である鼠蹊部に痛みが出ることがよく見られるのが特徴です。
ただし、ひどい場合には下腹部まで及びます。
太ももの内転筋まで痛みの範囲が広がるときもあるため、鼠蹊部だけと考えないようにするべきです。

教えてくれない可能性も

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グロインペイン症候群の対処の基本は、館林たまい接骨院でも保存療法です。
大事なことは、とにかく運動をやめて休むというのが基本となります。
急性の場合にはアイシングなどもおこないますが、炎症が収まってきてからは温めるのも必要です。
リハビリがとても大切で、可動域を広げていきながら、筋力強化もしなければいけません。
痛みが消えたとしても、早期に練習を開始すると、再発するのがグロインペイン症候群でよくあるパターンです。
慢性化させてしまう条件となるため、状況をよく確認したうえで、その後の対応も考えていかなければいけません。
特に筋力が低下している状況となるため、準備運動から念入りにおこない、柔軟性も取り戻すのが必要です。

子供たちにすると、鼠蹊部の痛みがあったとしても、なかなか教えてくれない可能性も出てきます。
股関節回りが痛いとしても、思春期に入れば見せてみろというわけにもいかなくなるでしょう。
それだけに見つけにくい場合も出てくるため、歩き方がおかしかったり、なんらかの痛みがあったりする雰囲気を見せたら、館林たまい接骨院にご相談ください。
早い段階から施術を開始するのが、慢性化させないための大事なポイントです。

腰痛を訴え始めたときにも、注意が必要です。
身体が固く、柔軟性が低いときに腰痛が起きる場合があります。
このときにグロインペイン症候群を併発する可能性が出てくるからです。
身体を支える力が低下したため、鼠蹊部に力がかかるという流れがあります。
ここに強度の高いトレーニングが重なると、さらに強いストレスになる場合があるため注意してあげなければいけないでしょう。