物損事故はけがをした被害者にデメリットばかり

覚えておいてほしい物損事故と人身事故の違い

館林のたまい接骨院でも施術を受けるためには、保険の利用が大事なポイントになるのは間違いありません。しかし、交通事故には物損事故と人身事故があり、知らないと保険がうまく使えない可能性が出てきます。
警察に通報したから、保険会社へ連絡したから大丈夫！というわけでもありません。ドライバーなら、物損事故と人身事故の違いは、ぜひ覚えておいてほしいことです。

 

そもそも物損事故って何？

大事なポイントとして、物損事故とは何かです。
交通事故は物損事故と人身事故に分かれますが、人の生命や身体に損害を発生させた交通事故は人身事故に当たります。物損事故はこれに該当しない建物などだけに損害が発生した状況と思うといいでしょう。
大事なポイントは人の生命やけがなどの被害があったかどうかです。

もう少し詳しく見ていきましょう。

・物損事故では刑事罰が手寄与されない。
人身事故では、さまざまな刑事罰に問われる可能性がありますが、物損事故に貼りません。器物損壊だと思う人もいるかもしれませんが、過失が原因となる交通事故では当てはまらないのです。
つまり、物損事故では刑事罰には問われません。勘違いしてはいけないポイントです。

・違反点数もない
交通事故というと、違反点数があると思うはずです。ところが物損事故は原則加算されません。人身事故は必ず加算されます。
例外もあって、道路交通法違反や建物の損壊がある場合は別です。このケースでは違反点数が加算される可能性がありますが、車にぶつけたといったことでは対象になりません。

・自賠責保険の適用外
館林のたまい接骨院でも重要なポイントになるのが、自賠責保険の適用外になるところでしょう。
自賠責保険の大事なポイントは、被害者がいる点です。交通事故による肉体的な被害に対して救済する目的があります。
交通事故にあった時、加害者が賠償する能力がなかったらどうでしょうか。そんな人で無保険の人にぶつけられたら、被害者は泣き寝入りしなければいけなくなります。これでは被害者が増える一方となるため、車検時に自賠責保険に加入しなければいけません。
ところが、物損事故は自賠責保険の適用外です。肉体的な被害にあっていないと判断されているためで、これが大きな問題になります。

・慰謝料も認められないケースがある
交通事故にあったときに、仕事に行けなくなったとします。後遺症が残ったというケースも考えられるでしょう。物損事故では被害者に身体的な被害があったとされないため、慰謝料はほぼ認められません。
もちろん、すべてのケースではありませんが、難しいと思って間違いないでしょう。車をぶつけられたりした分は請求できますが、そこまでになるのです。

加害者は物損事故の方がメリットがある

ここまで見てわかるように、加害者からすると物損事故の方がメリットがあります。保険会社としても負担が軽くなる可能性があるでしょう。免許停止や免許取消、刑事罰にならないので仕事などの影響も軽くなるのです。
でも、被害者側からすると、とんでもないデメリットばかりになります。だからこそ、必ず警察を入れて人身事故であることをはっきりさせなければいけません。
館林のたまい接骨院でも、交通事故でどこかがけがをしたとしても、施術に掛かる費用は被害者自身が持たなければいけなくなります。これではデメリットばかりになるため、人身事故にしていく必要があるのです。