膝関節のけがとじん帯
膝のじん帯とは何?
全開はひざの大まかな構造でしたが、よくじん帯を伸ばしたとか、けがしたという話を聞いたことがありませんか?スポーツ選手などのけがの話で出てきますよね。
でも、じん帯がどうなっているか、考えたことはありますか?この辺がじん帯とかそうそうわかっているものではありませんよね。それが普通です。
ですが、けがということを考えると、今の現状と突き合わせてみる必要が出てきます。じん帯がどのような役割をするのかも理解しないと、この先どうしたらいいかという判断も難しくなるでしょう。
じん帯とは何の役割をしているのか
膝はとても複雑な関節です。そのままにしておくと、予期しない方向に動いてしまうかもしれません。そうならないようにするために、じん帯はお骨同士をしっかりとつなぎとめてくれています。
ちょっと似ているのが、筋肉と骨をつないでいる腱です。アキレス腱はよく聞く名前ですよね。足の中でもふくらはぎの筋肉と、かかとの骨をつないでいるのがアキレスけんの役割。じん帯とはちょっと違うのがわかるでしょうか。
膝は複雑な動きをするわけですが、4つのじん帯で動きをまとめています。内側の内側側副じん帯、外側の概則腹側じん帯、前後の動きを抑えるのが前十字靭帯と後十字靭帯の2つです。
この4つのじん帯が動きを守っているわけですが、じん帯が無ければどうなるでしょうか?思いもしない動きをするわけですよね。ということは、普段の動きではない状態になれば、じん帯に大きな負担がかかり、損傷する可能性が高まるわけです。
じん帯と回復
ここで問題になるのが、じん帯を怪我した場合回復するかどうかです。
ポイントになるのが血流になります。怪我を回復させるためには栄養が必要で、新陳代謝が行われなければいけません。つまり血液の流れが少ないと、回復しにくい状態となるわけです。じん帯に関して言えば、直接血液が流れておらず、回復は決して良くありません。
軽度の損傷であれば自然治癒する可能性もありますが、中程度以上の損傷を受けた場合、そのままでは回復しないと思っていいでしょう。適切な処置が必要となります。
この場合の経度とはじん帯が伸びてしまった程度の損傷であり、傷がついているぐらいの怪我と考えてください。部分断裂しているような状態は中程度以上の怪我となります。
大事なことはできるだけ早く処置をスタートすることです。じん帯は放っておいても回復しないものと考え、早めにご相談ください。